【飲食業の退職年齢】給料・年収・待遇から辞める年齢を決める

約2年間リゾートバイト(リゾバ)で10ヶ所以上のリゾートホテルや旅館でサービススタッフや仲居として働いた私が、飲食業に勤める人の給料(年収・手取り)や待遇(育児休暇や有給)について第三者的立ち位置からお話ししたいと思います。また、飲食業の退職年齢についても考えてみたいと思います。ちなみに、私が約2年でリゾートバイトを辞めた理由は、リゾートバイト専門の派遣社員としてアルバイトをする事と飲食業界に勤めることに26歳にして限界が来たと思ったからです。限界が来たと思った理由は、リゾートバイトの月収が一番働いた月で手取り25万円でしたので年齢に10,000円を掛けた金額を下回ったからです。また、飲食業は早朝出勤や深夜出勤がある上に休みが不定期です。更に、休みの日数も繁忙期になれば減らされて月に5回くらいになってしまうこともあります。歳を取ると規則正しい生活を心がける必要がございます。睡眠や食事の取り方についても気をつけなければなりません。と言う訳で、私の場合26歳と言う年齢が飲食業からの引退年齢になってしまいました。高校を卒業して飲食業界で正社員になった人、20代でこれからどのような仕事(生活)をしたら良いか悩んでいる人はぜひ最後までお付き合いください。


リゾートバイトを経験して見えてきた飲食業界



ここではリゾートバイトの派遣社員と派遣先で働いている正社員の給料や待遇について比較をしてみたいと思います。まずリゾートバイトの派遣社員の給料や待遇についてお話し致します。派遣社員の給料は時給900円~1,050円くらいで、月給にすると180,000円~250,000円になります。リゾートバイトでは、寮(光熱費を含む)と食費が無料(派遣会社負担)ですので生活費はほとんど必要ございません。さらに派遣社員は、派遣先のホテル・旅館側から見れば時給で働くただのアルバイト(フリーター)ですが、派遣会社の社会保険に加入する事が出来ますので皆さん厚生年金に入っています。派遣先のホテルや旅館の予約状況や働く時期によって全く働けない月や逆に忙しくて10連勤と言う事もございます。ただし、派遣社員はアルバイトですので残業はございますが、サービス残業はございません。15分単位で時給が発生致します。リゾートバイトの派遣社員は給料は250,000円で(私の中での最高額)社会保険料と税金が引かれた給料が銀行口座に振り込まれます。生活費は上記で述べた通りほとんどかかりませんので携帯料金や自ら加入している生命保険の保険料や奨学金の支払いをして残ったお金が月に使える金額となります。大体、200,000円くらいです。(ここでは社会保険料と税金を2万円で計算しています。)

一方、飲食業の正社員は固定給ですので当然毎月決まった金額が振り込まれます。(残業代等は上乗せされます。)正社員の給料は、180,000円~220,000円くらいが一般的です。(私が派遣をしている時に、社員さんに直接聞いた話しです。)まず、この段階で給料が派遣社員よりも安い事が分かるでしょう。さらに、正社員は実家暮らしの場合は家賃がかかりませんが、寮や一人暮らしをすると毎月家賃がかかります。寮に住む場合は、2~3万円が毎月給料から天引きされるようです。(光熱費込みの場合が多いようです。)さらに、まかないが会社(ホテル・旅館)で用意されている場合は食費が1~1.5万円給料から引かれます。従業員食堂やお弁当支給のある会社でも一食200~300円かかりますので、出勤日数を23日とすると毎/2食で9,200円~13,800円になります。ホテルに勤める正社員の方(高卒や専門学校卒)の給料は、最低給料で180,000円-30,000円(寮費)-13,800円(食費)-20,000円(社会保険料等)=116,200円が手取りとなります。派遣社員の生活水準と合わせるために、携帯料金と生命保険料等(合わせて30,000円)の支払いを引くと116,200円-30,000円=86,200円となります。正社員の使えるお金は派遣社員の半分以下となります。但し、飲食業であったとしても夏・冬のボーナスが支給されます。派遣先の旅館の中で一番良い待遇で働いていた正社員は、夏に給料の1.5倍、冬に給料の2倍のボーナスが支払われると言う所がありましたが、ボーナスが一切無しという職場や会社の利益が良ければ支払われると言う条件付きのボーナス支給の職場で働いている人もいました。

正社員とアルバイトの大きな違いは、正社員だと社会保障加入ができて、給料が固定給でボーナスもある点です。正社員とアルバイトでは、絶対に正社員になる方が得です。(給料面だけを考えれば。)しかし、派遣社員と正社員の違いはボーナスが有るか無いかの違いだけです。ボーナスが無い派遣社員であっても給料は正社員よりも貰っている上に、会社に拘束される時間は正社員に比べるとかなり少ないので自分の時間を会社にとられる事はございません。派遣社員は全国の様々な所で三ヵ月単位の住み込みアルバイトを致しますので、他の人とは同じ事をしたくない!自分のやりたい事のためにお金を貯める!と言う方は、アルバイト<正社員<派遣社員(リゾートバイト)の方が良いと思います。

飲食業では、育児休暇を取る人はほとんどいません。飲食業界で働く人は育児休暇を取らずにほとんどの人が退社(寿退社)をいたします。有給に関しては取れる所と取れない所がございます。(法律的には必ず取れるのですが・・・)有給はほとんどの場合、退職時の有休消化として使われてしまいます。また、私が経験した飲食業の職場ではシフトが一週間分ずつしか作られず、しかもシフトが出ている最終日に次の一週間分のシフトが出る勤務先もございました。そのため、プライベートの予定を立てにくいと言うのも飲食業の特徴になります。


ホテルで一番偉い支配人の年収とは



居酒屋であれば店長と呼ばれますが、ホテルや旅館で一番偉い人は支配人と呼ばれます。ホテル・旅館にはホールスタッフや調理スタッフ、売店勤務、事務職、フロントや清掃員(メンテナンス職)などの仕事がございますが、その一番上が支配人となります。支配人の給料がどのくらいなのかと言うと、一般的なホテルで300万円~500万円くらいです。外資系ホテルの支配人は、年収1,000万円を超えるというデータもございますがこれは一握りの人の収入となります。支配人の下に副支配人やマネージャーという役職の人がいますが、この人たちの給料は月25万円~30万円くらいが一般的のようです。マネージャーになれるのは30歳~40歳くらいです。飲食業界は、役職が貰えるまで給料が全く上がらないという企業が多いため、マネージャーになるまでずっと入社時の給料のままだと言う事も珍しくはございません。

ホテル・旅館では、マネージャーにならなければ給料は上がりません。一生マネージャーになれなければ給料は入社時と同じままです。更に言ってしまうと、例えマネージャーになったとしても25万円~30万円くらいしか貰えません。40代で月給30万円と言うのは低所得者とは言いませんが、年齢に比べると低い収入と言えるでしょう。自分には飲食業しか無い!!と言う人やマネージャーは通過点!支配人を目指す。と言う人には何も言う事はございません。しかし、何となく飲食業をやっていると言う人やバイトの延長線上でお金のために正社員として飲食業界で仕事をしていると言う人は、今後の人生について真剣に考えるべきです。考えた後の行動はあなたにお任せ致します。



個人の接客レベルはある地点から成長しない



なぜあなたは飲食業界で働き続けているのですか?約2年間リゾートバイトで派遣社員として飲食業界で働いて思った事は、自分のサービスレベルはある一定まで達すると成長しないと言う事です。私の場合は、一泊10,000円で泊まれるバイキング会場のホールスタッフや宿泊料金お一人様一泊50,000円の高級旅館でアルバイトを経験致しましたが、どの勤務先でも基本的にサービスは同じです。派遣アルバイトをしている中で「接客レベルを上げて、自分自身を成長させたい!」と言う人が中にはいましたが、ある一定の接客レベルに達すると次に行わなければならないのは、お客様に通用する対話の習得です。バイキング会場勤務であっても高級懐石料理の旅館でも接客サービスは同じです。しかし、ホテル・旅館に泊まる客層は全然違います。高級旅館に泊まる方は、会社経営者や重役、芸能人など様々ですが共通して言えるのは低所得者ではないと言う事です。飲み物のオーダーを聞いたり、料理を出したり、空いたお皿を片付けるのはどのホテル・旅館でも一緒です。しかし、安いホテルに泊まる人と高級ホテルに泊まる人から受ける質問は全然違います。例えば、安いホテルに泊まる人は「この日本酒は辛口?甘口?」と聞いてくる人が沢山いますが、高級旅館に泊まる人は「この~のお酒は純米?大吟醸?」と聞いてきます。辛口か甘口かを聞く人は、注文をしようとしているお酒がどんな味か分からないがための質問になります。しかし、後者ではお酒の味を知っていてそのお酒の質やランクを知りたいと思っているのです。

飲食業の接客はセンスと少しの経験で十分です。そして、その後に必要なのは知識です。つまり、勉強です。もし、勉強が嫌いで休日に勉強をする気が全くないと言う人は、今のレベルで終わりです。これから先、楽しいと思える仕事はそこには有りません。毎日、接客する相手(お客)は違えどやることは同じで発見も楽しみもそこにはございません。更にいってしまえば、勉強をしないと言う人はいつまで経っても昇格はありません。あなたがなぜ飲食業界で毎日頑張っているのかを考えてみましょう。お金欲しさに働いているのであれば他にも仕事が有ります。経験を積みたくて働いている人は、そこに1年もいれば十分でしょう。接客が大好きで、毎日人と関わる仕事をしてみたいと言う人はそこで頑張るのも転職をするのも良いでしょう。マネージャーや幹部を目指している人は、どうしたらマネージャーになれるのかを考えて日々仕事をしてみて下さい。


飲食業界経験者が徹底支援!未経験でもチャレンジできる「エフジョブ」


飲食業と土木建築業は共通点がある



飲食業は、片手で沢山のドリンクを運んだりお客様から大量に下げものを頼まれる事が有ります。そのため、飲食業は土木建築業のように力仕事をするのが当たり前です。私は、以前北海道でソーラーパネルを設置するアルバイトを一週間行った事が有ります。ソーラーパネルは、家の屋根に設置するものではなく企業用で広大な土地にソーラーパネルを100以上設置すると言う仕事です。私が行ったアルバイトはソーラーパネルを取り付ける作業ではなく、ソーラーパネルを載せるための土台作りを致しました。土台に使われているものは全て中国製のものでしたので、日本製の「軽くて丈夫」ではなく「重いだけ」の鉄材を運んで設置したり致しました。たった一週間のアルバイトでしたがもう二度とやりたくないと思いました。私の他にも30代・40代の人が一緒にアルバイトをしていましたが本当に辛そうでした。力作業を強いられる飲食業や土木建築業の引退年齢は体が壊れたときでしょうか?26歳で飲食業を引退宣言した私ですが、あなたは何歳まで飲食業で仕事をしようと思っていますか?30代になると腰が痛くなり、40代になると肩が上がらなくなり、50代になると膝が痛くなります。それでも、年金がもらえる65歳になるまで働き続けますか?あなたは今、離職率51%の飲食業界で働いているのです。(就職後3年以内の離職率)3年間のうちに51%が辞めてしまうと言う事は、それなりに多くのチャンスが有ると言う事でもありますが同時にその厳しい業界で生き延びなければならないと言う事でもあります。

2年間飲食業で勤務をしたことで沢山のものを得ました。沢山と言うよりもアルバイトで学べる事はほぼ全て知りましたので、これ以上学ぶ事はございません。※アルバイトでと言う意味です。これから本気で幹部や役員になろうと考えているのであればまだまだ知らない事が沢山あります。私に支払われていた給料ではなく、派遣会社に支払われる給料がいくらなのかや食品(食材)の原価がいくらなのか、会社がどのくらいの利益を得ているのかなど知らない事が沢山あります。飲食業界で働き続けたいと思っている方は、ぜひマネージャー以上になって下さい。と言うよりも、必ずマネージャー以上になって下さい。