台湾留学なら師範大学または中国文化大学のどちらがお勧めなの?

今回は台湾の「師範大学」と「中国文化大学」を比較して見たいと思います。私自身この2つの大学に留学経験があることから、その時どのような授業を受けたのかや大学全体がどのような感じなのかということについて書いてみたいと思います。大学の授業は先生によって授業の仕方が変わると思いますので、一概に良い・悪いということは言えませんのであくまでも一つの体験談として読んでいただけたら幸いです。


「師範大学」と「中国文化大学」


まずはじめに「師範大学」と「中国文化大学」について簡単に説明したいと思います。

師範大学


師範大学というのは台湾の3大有名大学の1つになりますので、台湾人であれば誰でも知っている!という大学になります。日本でいうと、早稲田大学や慶応大学といったところになるでしょう。台湾人が入学するのはとても難関な大学になりますが、語学留学であれば入学試験がありませんので基本的には誰でも入学をすることができます。

日本人が台湾留学で選ぶ人気大学ベスト3(台湾大学・師範大学・中国文化大学)の大学でもあります。人気大学ベスト3というのは、私が考えるベスト3ですので根拠はありません。ただし、私が台湾留学をしたときに使った代理店から進められた大学は上記の「台湾大学」「師範大学」「中国文化大学」の3つでした。さらに、私が留学のときに滞在した国際学舎に住んでいた日本人のほとんどが上記のどれかの大学に通っていましたので、人気大学といたしました。

中国文化大学


中国文化大学というのはこれまた台湾では有名な大学になります。台湾人が通う中国文化大学の校舎は”陽明山”というところにあり、留学生が通う校舎とは別になります。

上記の写真の一番小さく囲んであるのが中国文化大学になります。なぜ小さく囲んだのかというと、中国文化大学は語学学校専門の校舎になりますので、かなり小さな校舎となるのです。イメージするならば校舎というよりもビルです。大学というよりも専門学校です。

師範大学と台湾大学は校舎の中に、中国語を学ぶ学科があります。そのため、師範大学と台湾大学には台湾の学生もたくさんいるのです。

校舎に関しては、「師範大学」「中国文化大学」「台湾大学」が目と鼻の先の近さになります。


各大学の授業について比較してみる


ここでは「師範大学」と「中国文化大学」に実際に留学した私が各大学の授業の特徴について書いてみたいと思います。

授業時間とひとクラス何人なの?

授業時間が師範大学・文化大学ともに1日3時間の授業が基本です。ただし、師範大学では1日3時間のインテンシブクラスと1日2時間のレギュラーコースがございます。コースは自分で決めることができますので、たくさん勉強をしたい人はインテンシブクラスを受講してみてください。中国文化大学のクラスは基本的には1つです。3時間勉強してください。

クラスの人数に関しては、師範大学のインテンシブクラスは〜8名、中国文化大学は〜10名になります。師範大学・中国文化大学ともに学期の開始一週間まではクラス変更ができます。私が師範大学に留学した時は、初めは8人のクラスでしたが2人クラス変更をし、新たな学生が来なかったことから6人のクラスになりました。中国文化大学の留学の時は、初めは10人のクラスでしたが1人クラス変更をし、こちらも新たな学生が来ませんでしたので9人のクラスになりました。6人のクラスの時は、一度の授業でなんども中国語で発言しなければなりませんでしたので少し大変でしたが、慣れてくると6人の方がスムーズに授業が進みます。

どのような授業が展開されるのか?

どのような授業になるかは先生によって全く違います。今回は私が受けた授業をご紹介したいと思います。

師範大学の授業

授業は基本的には1学期で1冊のテキストを終えるという流れになっています。師範大学の授業は会話をしながら授業が進められます。教科書の重要な表現を使って先生が会話で表現いたします。この単語・文法の意味はこう!という感じではなく、こうやって使うよ〜という感じに教えてくれます。テキストは全部で15課の構成になっていて、4回(日)で1課を終えるペースで授業がどんどん進んで行きます。1・2回目の授業では”聽寫“という小テストがあります。これは、新出単語を使った文章を先生が読み上げて、その文章全てを何も見ずに全文書くというテストになります。これは過去に習った単語も書けなければなりませんのでなかなか難しいテストになります。3回目の授業では小テストはありませんが、ワークブックを提出しなければなりません。1つの課のワークブックを全て終わらせて提出しなければなりませんので、この作業が一番大変です。そして、4回目の授業で課のテストがあるのです。

文化大学の授業

文化大学の授業も1学期で1冊のテキストを終えるスピードで授業が進められます。文化大学の授業はグループワークが基本です。3時間の授業のうち2時間はテキスト内容の説明などが行われ、残りの1時間はグループワークです。2人か3人のグループを作ってその課の重要表現を使って文章を考え、みんなの前で発表します。中国文化大学でも同じく小テストが毎回のようにありますが、ワークブックの提出は行われません。そのため、宿題はあまり多くはありません。

授業に関しては師範大学がオススメ

授業だけを取ると師範大学の方がオススメです。師範大学の方が自宅学習をしなければ授業について行くのが難しいのですが、本気で中国語を習得したい!というのであれば師範大学の授業に食らいついて行くのがいいと思います。ただし、師範大学では最初の学期は午後のクラスしか選択ができませんので注意してください。

授業を受ける教室ですが、師範大学の教室は生徒が10人も入ると狭いよ〜と言うくらい小さな教室になります。これは悪い意味ではなく勉強やコミュニケーションをとるためにはちょうど良い狭さだということです。文化大学の教室は、講義室みたいな感じでどの部屋も机がたくさんあります。20〜30人くらい収容できる教室で講義が行われますので、授業に参加しているという感じではなく話を聞いているという感じになります。

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各大学の学費は?

師範大学の学費はインテンシブクラスが36,000元(131,040円)、レギュラークラスが26,400元(96,069円)となっています。中国文化大学の学費は、25,000元(91,000円)となります。師範大学のインテンシブクラスで一年間勉強すると、文化大学に通うのと比べ160,000円学費が変わってきます。授業時間はどちらも3時間ですので、良い先生に当たれば(クラス変更ができます。)文化大學の方が費用が安く済みます。
※現在のレート1元3.64円で計算しています。

各大学で使っているテキストは?

2年くらい前までは「師範大学」も「文化大学」も同じテキストを使っていましたが、2017年現在は使っているテキストが異なります。

師範大学のテキスト

師範大学のテキストは上記のものになります。こちらの教科書は2016年から使われているテキストで、師範大学が発行しているテキストになります。なおこちらのテキストは外国人向けのテキストになっていますので、中国語(繁体字)と英語で書かれています。

中国文化大学のテキスト


中国文化大学のテキストは上記のものになります。こちらのテキストも師範大学が発行しているテキストになるのですが、このテキストの改訂版が師範大学で使われているテキストになります。つまり、中国文化大学で使っているテキストは若干古いということです。ただ、語学勉強においては古いも新しいもないと思いますので特に問題はないと思います。いずれ、師範大学と同じテキストを使うことでしょう。

大学の特徴|その他

大学では通常の授業の他にも講師の話を聞くことができたり、パソコンルームで問題演習ができます。学校内にある図書館は自由に使うことができますが、師範大学の図書館はいつも満席状態ですので使う気にはならないと思います。中国文化大学の図書館はわりかし空いていますし、綺麗な図書館ですのでぜひ使ってみてください。

学期の開始時期については師範大学は年に4回しかございません。そのため、一度申し込み時期を逃してしまうと次の入学は3ヶ月後になってしまいます。一方、中国文化大学は毎月授業が開講されますので、自分の都合に合わせて入学ができます。また、1ヶ月の短期留学も可能となっています。


大学の周辺環境について


それでは大学のアクセス面についてお話ししたいと思います。

上記の左側の赤い星のマークのところが師範大学の「博愛樓(六樓)」になります。師範大学は大きな大学であるため校舎がたくさんあります。googleマップで表示されている「師範大学」は、台湾人が通う校舎になります。さて、最寄駅ですがMRT(地下鉄)がなんと3駅(古亭駅、台電大楼駅、東門駅)もございます。そのため、この3駅周辺に住んでも構いませんし、これ以外の場所に住んだとしても大学に通うのは大変便利です。一番オススメは、台電大楼駅周辺です。理由は、師範大学と台電大楼を結ぶ通りに「師大夜市」があるからです。師大というのは師範大学の略です。

次に中国文化大学ですが、最寄駅が「科技大楼駅」1つしかありません。1つでもいいじゃん!と思うかもしれませんが以下のMRTの路線図を見てください。
この路線図を見ていただくとわかると思いますが、科技大楼駅がある路線は使い勝手が悪いのです・・・。私が中国文化大学に通っていた時は、緑色の路線(新店ー松山)をよく使っていましたので、古亭駅か台電大楼駅で降りUバイクを使って通学をしていました。Uバイクというのは以下のものになります。
上記のバイクは台北の至る所に設置されていて、30分5元で乗ることができます。

中国文化大学の近くには夜市はありませんが、台湾のお店がたくさんありますので食事には困らないでしょう。師範大学には学生がたくさんいますので、師範大学周辺のお店はいつも混んでいます。そのため、中国文化大学の方がゆっくりと食事をとることができます。


まとめ|師範大学または中国文化大学のどちら


今回の内容はいかがでしたか?実際に私自身の体験から記事を作成してみましたが、師範大学と中国文化大学のどちらを選ぶかは意見が分かれるところです。まず授業に関しては、師範大学の方が良い授業だったと思います。もちろん、これに関しては先生の当たり外れがあるとは思いますが授業だけではなく授業環境もやはり師範大学の方が上だったように感じます。

次に、学費に関しては中国文化大学の方が安いです。1年間の留学で16万円違うのは大きいと思います。大学の周辺環境については師範大学の方が若干便利です。ただし、中国文化大学が不便でどうしようもない・・・と言うわけではございません。

今回は師範大学と中国文化大学を比較してみましたが、語学留学はこの2つ以外にも台湾で一番偏差値の高い「台湾大学」がありますし、台中・台南・高雄にも語学学校があります。そのため、今回の記事はぜひ1つの意見として見ていただけたら幸いに思います。